都市の中での人と自然の共存を目指して

大量生産、大量消費、大量廃棄の経済システムの上に成り立つ現代社会は、資源やエネルギーを浪費する一方で、生態系のシステムを破壊し、さまざまな環境問題を引き起こしてきました。
快適な生活のために、地形を造り変え、大気、水、土壌を汚染し、その結果、生物の多様性は日々失われつつあります。

しかし、私たち人類は、生態系の一員として、自然の恵みを受け取ることでしか生きていけない存在です。そして、これからも地球上の一員として生きていくには、自然との共存を図り、生態系のシステムを損なうことのない持続可能な社会を築かなければなりません。

『ネイチャーリーダー江東』は、人口の密集した都市・江東区というほとんどが埋立地である地域を拠点として、人と自然の共存を考え、実践する団体として活動しています。その活動内容は、市民とともに、ビオトープなどの生き物生息空間の造成・管理などを行う保全活動、自然観察会や持続可能な社会への参画を促す環境教育活動、地域の動植物の調査活動などです。

そして、『ネイチャーリーダー江東』は、このような活動を継続、発展させていく中で、現在江東区に住む市民はもちろん、将来の世代やこの地域で暮らす生物たちが、同じ生態系の一員として、ともに豊かさを保ちながら生きていける社会を築くことを目指します。